三育学院大学は、「人間にとって最も大切なものは何か」を探求し、教育の主眼としてきました。本学に学ぶ学生が、聖書の示す愛を土台とし、神と隣人に対して十分な奉仕をするため、人間の備える霊性(spiritus)、知性(mens)、身体(corpus)の全ての面を最大限に発達させ、円満な人間形成を実現すること(To Make People Whole)、これが本学の基本理念です。
本学看護学部は、全人的看護(ホリスティック・ナーシング)を教育目標としています。ホリスティック・ナーシングとは、看護を行う者とその看護を受ける対象者が共に、人間の尊厳の回復と維持、ならびに心と体の調和のとれた健康の保持増進を目指し、常に「自分を愛するようにあなたの隣人を愛せよ」との聖書の言葉を具体的に実践する看護です。このような全人的看護を目指す看護師、保健師を育成し、広く社会に貢献することが本学の使命です。
看護学部では、キリスト教を土台とした本学の教育理念に基づき、全人的回復を目指す看護を実践し、社会に貢献できる看護専門職者の育成を目指しています。看護専門職者として必要な、次の資質を備えている学生を求めます。
具体的には、看護学を学ぶために必要な基礎学力と思考力、対人関係に必要なコミュニケーション能力、直面する課題を解決しようとする意思と能力を求め、次のような方法で入学選抜者試験を行います。
本学では全ての入学試験において面接試験を実施し、その結果を重視しています。面接試験では、コミュニケーション能力や問題解決能力を審査すること、また看護学への関心や学習への取り組み、意欲などについて自分の考えを積極的に表現することを期待しています。