三育学院中学校・中等教育学校

12月11日、全校集会（ベスパー）看護学科生の証 私は小学校から三育に通っているので、三育歴13年目です！ 皆さんは三育中学校に入学してよかったーと思っていますか？それともお菓子も食べられない、スマホも使えない、こんな学校に来なければよかった。そう思っていますか？私が中学時代のことを思い返してみました。私は中学生の頃人間関係ですごく悩みました。私は、部活、聖歌隊、寮役員、吹奏楽団、総会などたくさんの役員に挑戦しました。その役員のことで沢山悩みました。聖歌隊の役員会でも男子と意見が合わず、怒鳴られたこともありました。今では笑って話せますがその時は本当に悩みました。人間関係だけでなく勉強が嫌でどうにか勉強から逃げようとして、インフルエンザになろうと努力したり、風邪をひこうと頑張りました。しかしなかなか体調が悪くならず、学校を休むこともできませんでした。寮生活をしていると、直面している問題から逃げたくても逃げることはできません。 　中学生の中には今、辛い経験をしている生徒もいるかもしれません。しかし、中学時代に沢山の友人や勉強、役員の経験。そして神様と向き合うことが大切だと思います。なぜなら中学の頃の苦しみを乗り越えた経験は将来の人間関係や自分の人間性に良い影響があると思うからです。「三育」という環境で学ぶことができ、「神様」を中心において物事を考えられるようになったからです。私の周りにはそのような信仰のお手本となる友人や先生方がいたから、良い感化を受けて成長することが出来ました。友達と共に成長してゆけるのは、三育という学校で神様への信仰で結ばれた信仰の友だからだと心から思います。 私の父は子供をどうしても三育に通わせたいと思っていました。中学生の頃は三育の良さをあまりわかっていませんでした。しかし、今なら父の思いがわかります。なぜなら当たり前に、となりで讃美歌を歌い、祈りあえる友達、時間、空間は三育を卒業したら無い！と痛感させられたからです。 「三育の友達は一生もの」何回もこの言葉を聞いたことはありますよね。本当にそうだと思います。大学生になり、三育高校出身ではない友達と一緒にいると、「三育の子は周りと何かちがう、本当に優しい」と言われます。三育の中だと普通のことで、自分でも気が付くことのできなかった周りへのやさしさは世間ではものすごいことなのだと、初めて知ることが出来ました。中学生の皆さんをみて、「なんで男の子があんなに挨拶してくれるの！三育ってすごい！」と言ってくれる友達もいました。皆さんは普通の中学生ではないです。皆さんは神様を中心としたこの学校で本当に素敵な人に成長していると思います。それは信仰の仲間、そしてクリスチャンの先生方がいるからだと思います。私も何回も三育から離れたいと思いました。しかし三育での12年間を通して、本当に素敵な仲間と信仰によって結び付くことができたと確信しています。 自分のありのままを受け入れてくれる友達、それが三育で共に学んできた友達だと思います。神様に導いてもらった私たちに神様から与えられた特別なプレゼントだと私は思います。その神様からのプレゼントを受け取るか受け取らないかは、あなたが選択できます。私は、今あなたの周りにいる素敵な友達と離れてしまうことを選ぶのは本当にもったいないと思います。新型コロナウィルスのせいで皆さんの大切な中学校生活の思い出が減ってしまったこと本当に辛いと思います。しかし皆さんのために、皆さんの将来のためにお祈りしています。3年生は残り3カ月の学校生活、大切に過ごしてもらいたいと思います。そして長い目で見て何が将来の自分にとって良い選択になるかを考えて生活してほしいと思いました。　最後に聖句を読みます。イザヤ書55章8節9節「わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり、わたしの道はあなたたちの道と異なると主は言われる。天が地を高く超えているようにわたしの道は、あなたたちの道をわたしの思いはあなたたちの思いを、高く超えている。」