3年次に開講されている国際看護実習が行われ、ネパールより無事帰国しました。
バンコクで5時間強のトランジットを経てネパールの首都カトマンズへ。バンコクからネパールへの機内食はカレーだったのですが、そのスパイシーなことに早くもショックを受けている学生がいました。ネパールではとても天気が良く、暑い陽射しにちょっとびっくりしたようです。
国際看護実習は、本学の設立母体であるセブンスデー・アドベンチスト教団が運営する特定非営利法人アドラ・ジャパン(http://www.adrajpn.org)のご協力により実施されています。ネパールでの2日目にはアドラ・ネパール、日本の国際協力NGO、PWJ(ピースウィンズ・ジャパン https://peace-winds.org)を訪問し、夜はネパールにいる日本の国際協力関係の方々との懇親会に参加しました。
PWJ(ピースウィンズ・ジャパン)では、駐在している日本人スタッフさんが看護師ということもあり、PWJの活動内容よりも山本さんのキャリアを中心に話しを聞くことができ、学生はとても興味深く聞いていました。
ネパール唯一の国立小児病院、カンチ小児病院の状況に学生たちは色々と考えるところがあったようです。
作業療法士としてJOCV(青年海外協力隊 Japan Overseas Cooperation Volunteers)から派遣されている中澤さんより、ネパールで唯一の脊髄損傷のリハビリ施設ということ、作業療法士という資格がないネパールでの活動等について話しを聞きました。中澤さんはビレッジステイにも来てくださり、学生たちは既に交流があったこともあり、熱心に耳を傾け、中澤さんの生き方にとても感銘を受けていました。
ドクターのいるネパールの保健システムの一番下位の施設となるPHCC(Primary Health Care Center)ではヘルスポストとの違いについて学びました。
その他、写真がありませんが、ハンセン病コロニーへの訪問見学、学校訪問。ピンタリという村でのホームステイ、ワークショップ等、を経験しました。
ハンセン病コロニー見学では、学生たちの多くはかなりショックを受けたようですが、温かく笑顔で迎えてくれたハンセン病の方々に感銘を受けていました。今年も学生たちは1泊のホームステイを経験しました。ホームステイ先では、それぞれの家の手伝いをすることになり、早い家は朝の6時から草刈りに行ったようです。
8月11日から23日まで丸2週間にわたる期間中、体調を崩す学生もおりましたが、予定していた全てのスケジュールを終え、元気に帰国しました。事前準備から全期間に渡り支援を頂いたアドラ・ジャパンに心よりお礼を申し上げます。