クリスマスは「キリストのお祝い」という意味です。約 2000 年前にユダヤのベツレヘムという村にお生 まれになったキリストの誕生日をお祝いする日です。
　実際に12月25日にお生まれになったわけではありま せんが、紀元 4 世紀頃から、この日がローマを中心に降誕祭として祝日になったといわれています。日本では、明治以降に紹介され、1875 年に銀座の原女学校が初めてクリスマスを祝ったと伝えられています。

　クリスマスは、全生涯を人々のために捧げ尽くしたイエス・キリストの生き方を想い、私たち自身がイエス・ キリストのような「愛のひと」に近づくことを願う日です。欧米諸国においてはこの時期には多くの慈善活 動が行われます。
　今、世界は大きな争いのただ中にあります。冷たい風が人々の心の中に吹き込んでいます。このような時 にこそ、クリスマスは大きな意味をもっております。ご一緒にクリスマスの本来の意味を考え、隣人への思 いやりと奉仕の心を一人でも多くの人たちと分かち合おうではありませんか。

　今年も残り10日、平安の内に新しい年をむかえ、来る年が幸せな1年でありますように。