三育学院大学 看護学部 ホーム > 新着情報一覧 > [看護学部] 2015年4月2日 21:46
三育ナースになる
21:46 UP
J.ニック学部長訓辞(2015年度機首オープニングスピーチ)
本日、看護学部学生全員に向けてニック学部長より訓辞がありました。まず1928年に看護専門学校が創設されて2008年に三育学院大学が創設されるまでの歴史についての説明があり、連綿と受け継がれてきた三育における看護師像(三育ナース)について次のよう述べました。
社会の中において三育の看護師が果たすべき重要な役割は、宣教(イエス・キリストを述べ伝える)の使命を持ち、「全人的な看護」を実践することです。三育学院大学は、「全人的な看護」を実践できる看護師を育てる使命を持っています。「全人的な看護」とは、身体的な側面からのみの看護を指すのではなく、多角的な側面から調和の取れた全体的な健康の回復を助ける看護を指します。具体的に全人的な看護とは、生理的、発達的、心理的、社会的、霊的、人間関係といった6つの側面からの看護のことを言います。
その次に、大学生として成功するための秘訣についての説明がありました。まず看護師は、EBPという科学的根拠に基づいた実践(Evidence Based Practice)が求められていることを理解する必要があることが述べられ、学生時代はEBPに基づいた学習習慣を身につけることが大事である、との説明がありました。実際に、これまでの研究で、PLRS方式という学習方法が、学習効率が高まり好成績を修めることにつながることが分かっています。 PLRS方式学習法とは、予習、授業中への積極的な参加、復習、テスト勉強の4つのサイクルを1セットとして、それを定期的に行うEBPに基づいた有効な学習方法のことです。大学生には主体的な学修の姿勢が求められています。
最後に、三育ナースの特徴について全員でパワーポイントを読み上げました。実際に声に出して読むことで、特に新入生にとっては「三育ナース」への理解が深まり意識付けとなる機会となりました。以下が三育ナースの11の特徴です。
1. イエス・キリストをモデルとするース
2. 患者を全人的にケアできるナース
3. 祈るナース
4. 根拠に基づいたケアができるナース
5. SDAの健康的なライフスタイルを実践するナース
6. 国際的なナース
7. 優れた臨床スキルと能力を持つナース
8. コミュニケーション能力の高いナース
9. チームと協働するナース
10. 批判的思考ができるナース
11. 主体的に学び続けるナース
全ての看護学生が「三育ナースになる」ことを教職員一同、期待しています。