三育学院大学 看護学部 ホーム > 新着情報一覧 > [看護学部] 2014年4月2日 14:05
2014年度 学部長訓示
14:05 UP
看護学科では例年新年度初めに学部長からの訓示を行っています。昨日入学式を終えた新入生を含め、本日行われたJ.ニック先生からのメッセージ(要旨)をご紹介します。
“I am a Saniku Nurse”
ここ三育学院大学での学びで最も特徴的、そして今後何度も聞く言葉に“Wholeness”という語があり、三育ナースの特徴を表しています。日本での三育学院歴史は長く、1898年から100年以上の歴史があります。看護学科は看護婦養成所、専門学校、短期大学と続き、2008年から4年制大学となり、90年弱の歴史を刻みます。三育学院ではその歴史を通し看護学科、神学科、教育学科、英語コミュニケーション学科、全ての学科共通の理念として“To Make People Whole”(全人的教育)を掲げています。
人々の要求にはPhysiological needs(生理的要求)、Psychological needs(心理的要求)、Spiritual needs(霊的要求)、Social needs(社会的要求)、Developmental needs(発達的要求)があり、三育ナースはこの5つの側面を考える必要があります。ですから三育ナースは、患者様がどのような思いを持っているのかを聞いてほしいと思います。
三育ナースのミッション(使命)は全人的な看護を行うことです。その7つの特徴をお話します。
1. Whole person care《患者を全人的にケアできるナース》
2. Pray with patients《患者と共に祈るナース》
緊急出産間近の患者様に対し、医師が麻酔の処置をしている時、震えている患者を抱きしめながら、「お祈りしてもいいですか」と尋ね、共に祈りをしたことがあります。
3. Tender & Considerate《優しさと配慮のあるナース》
身体的なことに気付くナースは多いが、三育ナースはそれだけではありません。
4. Actions are Bible based《聖書の教えに基づいたケアができるナース》
三育学院のモットー“Do for others”とは、自分のことは置いといても他人のことをする。
5. Evidence-based practice《根拠に基づいたケアができるナース》
ナース行為の90%はEBPに基づいていないので、今後さらに研究を進める必要性があります。
6. Works with others for Jesus Christ《イエスキリストのために人と共に働けるナース》
7. Look at other’s viewpoint《相手の立場を考えるナース》
これ以外に三育学院大学で身につけられるものに、次の3点があります。
1. English skill《英語能力》
2. Leadership development《リーダーシップ》
3. Service –prepare for Local and Global service《地域や世界で役に立つための準備》
高校と大学での学びには次の違いがあります。
■高校
・授業でその内容が必ず出てくる。
・授業でその内容が必ず出てくる。
・1回読んで、1回授業で学ぶことができる(その場限りであることが多い)。
■大学
・長い文章・深い内容の予習が必要
・全てが授業で出てくるとは限らない
・学習内容を定期的に復習する必要あり(継続性・連動性がある)
私は大学入学当初、成績がCばかりでした。大学での学びを成功させるためにはエビデンスに基づく学びP、L、R、Sというサイクルが必要です(Deep Learning PLRS)
Preview materials《授業の予習》→Listen and ask question《聞く・質問》→Review after class《復習》→Study for exam《試験勉強》→
最後に全員で “I am a Saniku Nurse” と唱和しました。